密結合型並列計算機における配列の配置に関する研究
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概要
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従来,並列化コンパイラのコンパイリング手法に関する研究は数多くなされてきた.それらはプロセッサのタスク配置に関する問題が主流であった.これに対して複数のタスク(またはプロセッサ)からアクセスされる配列データを,並列計算機のデータメモリにどの様に組み合わせて配置するか,という問題がある.組合せを考える理由は次の通りである.(1)1つのタスクがアクセスするデータメモリの個数が少ない方が,アクセスの対象となるメモリへの接続切り換え回数が少なくなる.(2)1つのデータメモリに配置される配列データの個数が少ない方が各タスクからのアクセス競合の可能性を軽減することができる.そこで本研究ではソースプログラムから組合せ配置の為の情報を獲得し,次にそれに基づいた配列の組合せ配置の方法を提案し,更にその有効性に対する検証を行う.今回は後者の配置方法について報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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