並列プロセッサによる並列化Cコンパイラ
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概要
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プログラムの開発は、エディット・コンパイル・実行の繰り返しによって行なわれる。その繰り返し数は、実際にプログラムがエラーなく実行されるまでに、数回もしくは数十回以上に及ぶ。コンパイル以外の2つの作業については、ソースプログラムの入力、初期値のキーボード入力、ディスプレイからの結果の読み取り等の対話的な作業が多い。これに対しコンパイル作業においては、開始時に指示を与えた後はコンパイルが終了するまで、プログラマは待ち状態になる。コンパイルの回数が多くなれば、この無駄時間は、無視できないほど大きくなり、当然プログラムの開発能率は落ちることになる。本研究では、C言語を対象として並列プロセッサによる並列化コンパイルによって処理時間の短縮化を試みた。本稿では並列化コンパイラの設計における方法論と実際に得られた短縮化の効果について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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小池 稔
大阪大学工学部電子制機械御工学科
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大川 善邦
大阪大学工学部電子制機械御工学科
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小池 稔
大阪大学 工学部 電子制御機械工学科
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大川 善邦
大阪大学工学部電子制御機械工学科
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大川 善邦
大阪大学
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