スギ人工林におけるスギカミキリ成虫の移動
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概要
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スギカミキリ(Semanotus japonicus LAC0RDAIRE)は, スギ・ヒノキ生立木を加害する材質劣化害虫として知られている。そこで, 成虫期の林内での移動を明らかにする目的で, 1986〜87年にスギカミキリの激害スギ林分(1974年植栽)において, 脱出後の成虫の標識再捕獲調査を行った。試験林内のすべての木に成虫の休息に好適な紙バンドを巻きつけ, その中に入った成虫を捕獲した。その結果, 雌は雄よりも活動的であった。また, 雌雄とも枯死木よりも生立木によりとどまる傾向がみられた。しかし, 雌雄とも産卵対象とならない枯死木にもかなりの個体がとどまっていることが観察され, 残留率が高かった。
- 日本森林学会の論文
- 1990-09-01
著者
-
尾崎 研一
森林総合研究所北海道支所
-
尾崎 研一
森林総合研究所北海道支所:(現)森林総合研究所森林昆虫研究領域
-
尾崎 研一
森林総合研究所
-
槇原 寛
森林総合研究所
-
福山 研二
森林総研
-
福山 研二
森林総合研
-
福山 研二
森林総合研究所
-
福山 研二
(独)森林総合研究所
-
藤田 和幸
森林総合研究所関西支所
-
藤田 和幸
森林総合研
-
藤田 和幸
森林総研
-
藤田 和幸
森林総合研究所
-
藤田 和幸
森林総研・関西
-
槇原 寛
森林総合研究所東北支所
-
藤田 和幸
森林総研関西支所
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