1方向確率的可逆および1方向量子1カウンタオートマトン
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概要
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Kravtsevは1方向量子1カウンタオートマン(1Q1CA)を提唱し, いくつかの非文脈自由言語が1Q1CAによって受理されることを示した.本論文ではまず, これらの言語全てが1方向確率的可逆1カウンタオートマトン(1PR1CA)でも受理でき, しかも受理確率はKravtsevによるもとの1Q11CAよりも高いことを示す.次に, それぞれのk≥2に対して{a^n_1a^n_2…a^n_k}を受理する1PR1CAが(従って1Q1CAも)存在することを示すと同時に, 量子干渉を用いると1Q1CAでは受理確率を真に高められることも示す.これらの言語は非文脈自由であるため, 1方向決定性1カウンタオートマトン(1D1CA)では認識できない.一方で, 1D1CAで認識可能な正則言語{{a, b}^*a}は1Q1CAで認識できないことを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2000-05-19
著者
-
今井 浩
東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻
-
小林 弘忠
東京大学
-
小林 弘忠
東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻
-
山崎 智弘
東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻
-
徳永 裕己
東京大学大学院理学系研究朴情報科学専攻
-
今井 浩
東京大学大学院情報理工学系研究科
-
今井 浩
東京大学大学院 情報理工学系研究科
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