計算幾何を用いた1量子ビットの量子通信におけるHolevo容量計算のアルゴリズム
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概要
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量子ビットで表現されるパラメータ空間を量子空間と定義したとき,この量子空間における計算幾何では,量子ダイバージェンスは近傍関数として扱うことができ,量子計算幾何と呼ばれている.本研究は,大西と今井による古典情報幾何での計算幾何学的構造の研究成果を量子情報幾何に拡張したものであり,ここではKullback-Leiblerダイバージェンスは近傍関数として用いられており,ボロノイ図が導入されている.本稿ではまず,1量子ビットの量子空間における最小包含球問題について述べ,その応用として量子通信路でのホレボ容量を計算するアルゴリズムを提案する.次に,量子空間の離散化によって時間計算量がO(1/E)でE近似解を持つことを述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-10-08
著者
-
今井 桂子
中央大学理工学部
-
今井 浩
東京大学情報理工学系研究科
-
今井 浩
東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻
-
今井 浩
東京大学
-
今井 浩
Erato今井量子計算機構プロジェクト Jst:東京大学情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻
-
今井 浩
東京大学工学部計数工学科
-
大音 真由美
株式会社東芝
-
今井 浩
Erato今井量子計算機構プロジェクト 科学技術振興事業団
-
大音 真由美
東京大学大学院情報理工学系研究科
-
今井 浩
東京大学大学院情報理工学系研究科
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