Gaze-Link:実世界指向ユーザインタフェースにおける「見ているものに接続する」というメタファ<特集>次世代インタラクションのための情報技術
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概要
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ネットワークが進歩し, 計算機や他の機器を気軽にネットワークに接続することが可能になったが, 実際に通信を行う相手の指定はネットワーク上の名前に頼ることが多い.実世界での動作によりネットワークを介したデータの転送を行うなどの研究が行われているが, 持続的な仮想回線の確立といったことは考慮されていなかった.本稿では, カメラを備えた計算機を通して対象物を「見る」ことで接続する対象を指定するGaze-Linkメタファを提案し, このメタファを用いたアプリケーション例をいくつか示す.このメタファはカメラを通して直接対象物を「見て」いる, もしくは「見た」ときに記録された画像を選択している間は接続が持続する, というものである.このメタファにより, ユーザは接続対象を直観的に指定することができ, また仮想回線が確立された後も, 何に接続されているか, 現在も接続されているかということを見ることができる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-06-15
著者
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暦本 純一
ソニーコンピュータサイエンス研究所
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暦本 純一
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所インタラクションラボラトリ
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暦本 純一
日本電気(株)ソフトウェア生産技術開発研究所
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暦本 純一
東京大学大学院情報学環:ソニーコンピュータサイエンス研究所
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松下 伸行
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所インタラクションラボラトリ:慶應義塾大学大学院理工学研究科山本研究室
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綾塚 祐二
ソニーコンピュータサイエンス研究所インタラクションラボラトリー
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松下 伸行
ソニーコンピュータサイエンス研究所インタラクションラボラトリー
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暦本 純一
東京大学
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綾塚 祐二
ソニーコンピュータサイエンス研究所
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暦本 純一
東大 大学院情報学環
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暦本 純一
日本電気(株)ソフトウェア開発部
-
暦本 純一
ソニーコンピュータサイエンス研
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