VelvetPath:スケッチとペイント操作によるレイアウトデザインシステム(入力技法)(<特集>「インタラクション:理論,技術,応用,評価」)

概要

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VelvetPathは,スケッチとペイントの手法を用いたレイアウトデザインシステムであり,ユーザの描画したストロークやペイント領域に対して,情報が配置される点に特徴がある.操作はストロークの描画により行われるが,ペン属性の組合せにより,3次元レイアウトや階層的なレイアウトなど,様々なレイアウトをデザインする機能を提供している.また,ペンの太さが情報の大きさや情報間の関連に対応していることに加え,ペイント領域も情報の大きさに対応しているので,情報表示の変数を直接的に操作することができる.こうしたペン属性と太さの調整により,ユーザの注目や用途に柔軟に対応できるレイアウト手法であると考える.また,本手法は,情報の閲覧や検索などの用途に加え,プレゼンテーション,コミユニケーションや3次元CGのコンテンツ生成支援など様々な分野での応用が可能である.本論文では,情報空間に自由にレイアウトをデザインできるシステムVelvetPathと,その応用について述べる.
社団法人情報処理学会の論文
2003-11-15