Peripheral Vision Annotation:拡張現実感環境のための視線計測による周辺視野領域情報提示手法
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概要
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人間の持つ視覚特性,特に周辺視野と中心視野における特性の違いを利用し,拡張現実感環境における歩行や作業などの行動を阻害することなく情報を提示することが可能な手法,"Peripheral Vision Annotation"を提案する.拡張現実感技術を用いてユーザに仮想物体を提示する場合,現実空間に重畳描画した仮想物体が視界を塞いでしまう場合がある.注視点に近い中心視野領域は詳細な情報を得られることから,歩行や作業などの動作中は重要である.そこで本論文では視線認識装置を用い拡張現実空間において,注視点を塞がずユーザの行動を阻害しない表示手法を提案する.視線方向を実時間で計測し,注視位置から視野を中心視野と周辺視野に分割する.この2つの視覚特性の違いを利用し,注視点を塞がず情報の概要をユーザに知らせ,注視により詳細情報に切り替える.これによりユーザは作業を継続しながらも提示される情報の概要を把握することが可能になる.
- 2012-04-15
著者
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暦本 純一
ソニーコンピュータサイエンス研究所
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暦本純一
東京大学大学院情報学環|株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所
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石黒 祥生
東京大学大学院学際情報学府|日本学術振興会特別研究員(DC1)
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