動きの変化に着目した動作パターンの1次元符号化に基づく身振り認識(画像情報)(<特集>コラボレーションアートとネットワークエンターテイメント)

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概要

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身振りは一般に,手話の指文字のようにその形状で表現する「静的」なものと,手まねき動作のように動作パターンで表現する「動的」なものとに大別できる.本論文では,画像を用いた動的な身振り認識を対象とした動作パターンの記述法と認識法を提案する.まず,画像中の動領域の重心を求めることで,手の動きを抽出する.次に,身振り動作の特徴は動きが変化する部位に強く現れると考え,動領域の重心位置,速度が極大/極小となる点を特徴としてとらえ,符号を割り当てる.この符号を,事象が生起した時刻順に,同時刻に複数の事象が生起している場合には,割り当てた符号の値が小さいものから順に並べることで1次元の符号列を生成する.さらに,文字列比較のアルゴリズムを応用したパターン識別法を提案する.また,認識結果の信憑性の評価法,および識別可能なパターンの組合せの評価法についても検討する.
一般社団法人情報処理学会の論文
2003-02-15

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