99.999% の漢字認識実験と言語情報処理
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概要
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漢字認識技術は, 4半世紀にわたって, 正解率99.9%の壁を破れずに停滞してきた.本報告はその困難な壁を破り始めたことを報告する初報である.パターン認識技術を, 複雑系進化という観点から見直すことによって, この壁を破れるとするのが我々の立場である.高度なパターン認識と人工知能技術によって, 言語情報処理など実世界における情報文化に一層近い機能をコンピュータに付与することが, 喫緊の課題である.我々の実験システムは印刷漢字を対象として, 現在, 単一フォントで99.999%以上の認識率を達成しており, さらに高度な実験を進めている.
- 情報文化学会の論文
著者
-
稲垣 耕作
京都大学大学院情報学研究科
-
上田 〓亮
公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系科学科
-
上田 〓亮
公立はこだて未来大学複雑系科学科:京都大学
-
上田 〓亮
早稲田大学理工学術院
-
嶋 正利
会津大学コンピュータ理工学部
-
Inagaki K
Kyoto Univ.
-
嶋 正利
A0Iテクノロジー株式会社
-
上田 〓亮
公立はこだて未来大学
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