情報ネットワーク社会における多言語文化
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概要
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インターネット時代の多言語文化の視点から情報ネットワーク社会について考察する。言語は重要なコミュニティウェアであり, 英語という単一言語の覇権等の議論だけではなく, さらに多面的な検討が必要になっている。本論文では我が国におけるローマ字の使用等を考察しつつ議論する。著者による文明のネットワーク史観ではボトムアップ的なネットワークの自己組織化が重要であり, 多言語世界における文化と文明の相克・混交・共生, 経済・社会の進化的側面等の問題がある。その典型例が今後の電子商取引の普及にかかわる問題であって, 電子商取引の普及は多言語文化に貢献すると思われ, ソフトウェアの時代とは異なる文化的価値観が生まれていると考えられる。そこには今後の情報通信関連産業の方向を決めることになる可能性が存在する。いわゆるサラダボウル型社会が進展するであろうことと, そのような社会における個人の能力の重要性に注目すべきである。
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