マイクロコンピュータの誕生と創造的開発力
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概要
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世界初のマイクロプロセッサ4004は, 電卓に応用したプログラム論理方式をLSI化する過程で, 1969年に基本的提案がなされ, 1971年に誕生した.マイクロプロセッサが成功裏に開発されたのは, 応用からの強い要求で, 応用, コンピュータ, ソフトウェア, LSIなどの異分野の開発技術者が, 知恵とアイデアを出し合い, 最適化しつつ, 多くの複雑な問題を粘り強く解決し, 一粒の種を製品としての完成品に作り上げたからである.シリコン小片に乗ったマイクロプロセッサは, 「新時代を切り拓く技術」となり, 「プログラムの時代」を誕生させ, 新たなる文化を創造するための「知への道具」を人類にもたらした.革新的な「時代を切り拓く技術」は必ず応用からの強い要求から開発されている.「初めに応用ありき, 応用がすべてである」とも言える.開発者の顔が見える開発を可能にさせるのがシステムLSIと創造的開発力である.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-09-15
著者
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