非線形パラメータ励振系におけるカオスと散逸エネルギー : 中性点反転現象をモデルとして
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本報告では非線形パラメータ励振系の一例である交流送電回路における中性点反転現象に焦点を当て,モデル化した非線形微分方程式に対して行なった数値実験について報告する.特に周期解の分岐によって発生する周期振動が系からより多くのエネルギーを散逸させる要因となる点,加えて散逸エネルギー内の比率においてはインパルス成分よりも連続有界成分の方が支配的であるという点について定量的裏づけを添えて述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-12-13
著者
-
由良 文孝
公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系科学科
-
上野 嘉夫
公立はこだて未来大学システム情報科学部
-
小松 高廣
公立はこだて未来大学大学院システム情報科学研究科
-
由良 文孝
Erato今井量子計算
-
上田 〓亮
早稲田大学理工学術院
-
上野 嘉夫
公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系科学科
関連論文
- Birkhoff標準化とGustavson標準化のハイブリッド応用 (幾何学的力学系理論とその周辺)
- 有限体上におけるソリトン方程式について
- 有限体上におけるソリトン方程式について
- Gradient systems on the quantum information space and engineering algorithms (Geometric Mechanics)
- 同期発電機における三相突発短絡現象の非線形解析
- 量子和回路の効率化とシミュレーションによるデコヒーレンス耐性の解析
- 因数分解量子アルゴリズムの全量子シミュレーション
- 量子情報技術の現状と展望--EQIS'02の話題から (特集 量子情報技術--最前線からの展望)
- UJT発振回路に生じる弛張振動(2)
- 二自由度動揺方程式の束縛運動と分離枝構造について
- 4.トポロジーと量子計算(量子情報処理パラダイム)
- TD-1-1 量子力学から量子計算・量子情報へ
- 非線形力学系の情報表現論・情報構成学的な解析
- 非線形パラメータ励振系におけるカオスと散逸エネルギー : 中性点反転現象をモデルとして
- 6a-G-11 微小共振器中における高調波発生
- 2p-F-14 励起子ポラリトンの単一モード発振
- 31p-H-12 励起子ポラリトンによるレーザー発振
- カオス・メディア・プロジェクト : 非線形力学の研究の蓄積から、何を記録し、伝え、未来に問いかけるべきか?
- Pyragasの方法によるカオス制御におけるゲインの自動調整
- 力学系の学習における最適状態の引力圏について
- Josephson 接合キュビット系の Birkhoff-Gustavson 標準化と分岐問題(力学系と微分幾何学)
- 量子探索アルゴリズムと量子情報幾何, 可積分系(力学系と微分幾何学)
- 99.999%の漢字認識と言語情報処理(1) : 複雑系進化に基づく考察と基礎実験
- 99.999% の漢字認識実験と言語情報処理
- カオスに出会った時の再現(アナコン実験)を試みる : 現象の解説および研究の現状と将来展望
- 可逆エレメンタリーセルオートマトンの可積分性について(可積分系数理の眺望)
- 18aWB-3 線形化可能セルオートマトン(離散系(超離散系・セルオートマトンなどを含む),領域11,原子・分子,量子エレクトロニクス,放射線物理)
- 28pXG-11 量子数え上げにおけるデコヒーレンス(量子エレクトロニクス(量子情報理論))(領域1)
- シーケンシャルセルオートマトンと可積分系(ソリトン理論から可積分数理へ:"de nouvelles perspectives ")
- ソリトンセルオートマトンと量子コンピューティング (離散可積分系の研究の進展 : 超離散化・量子化)
- 電気・電子回路のカオス (現代数学と電気工学)
- 非線形問題研究専門委員会の現況(技術展望)
- 29a-YA-8 連続測定下でのRabi分裂
- 量子数え上げにおけるデコヒーレンス (特集 量子アルゴリズムの新地平--数論・暗号・量子計算の進化)