イネの日印交雑によって育成したとりで1号のいもち病抵抗性の遺伝
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概要
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イネのいもち病抵抗性育種のための交配母本"とりで1号"のいもち病抵抗性の遺伝子分析を行なった。農林8号とインド品種TKM.1とのF_1に農林8号を連続4回戻し交配して育成されたとりで1号は、供試した7菌系に対して高度の低抗性を示した。とりで1号の低抗性は1個の優性遺伝子によって支配されており、その遺伝子は、Pi-k,Pi-i,Pi-ta,Pi-aおよびそれらの複対立遺伝子とは異なり、また、Pi-mとも異なる遺伝子座にあると推定された。一方、アメリカ合衆国品種Zenithに由来する遺伝子Pi-zとは対立関係にあるので、とりで1号のTKM.1に由来する高度低抗性遺伝子をPi-z^tと名づけた。
- 1970-06-30
著者
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