いもち病真抵抗性遺伝子型の異なるイネ品種の圃場抵抗性の畑晩播による検定
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概要
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Pi-z遺伝子をもつ品種ともたない品種とのいもち病に対する圃場抵抗性を岐阜県高山市と愛知県北設楽郡稲武町において畑晩播で検定した。高山市では個体当り病斑数を, 稲武町では病斑面積率を主として調べ, それらから種々の方法で伝染速度を測定した。同じ畑晩播実験で異なる時期に測定した伝染速度の間の相関係数は必ずしも高くなく, 2点で伝染速度を測定する場合, 時期の選択に問題のあることを示した。2個所の実験の伝染速度の間で最も高い相関係数は r_x=(1n (x_2/1-x_2)-1n(x_1/1-x_1))/(t_2-t_1)により計算された場合にえられ, この場合前報の本田での結果との相関も最も高かった。この方法で伝染速度を計算するとき, 3あるいは4区制の実験で伝染速度に有意な品種間差異がえられた。
- 日本植物病理学会の論文
- 1977-12-28
著者
-
清沢 茂久
農技研
-
清沢 茂久
農業技術研究所,生理遺伝部
-
小出 仁士
愛知農総試山間技術実験農場
-
安田 弘之
岐阜県農業試験場
-
新谷 勲
飛弾病虫害防除所
-
清沢 茂久
農業技術研究所
-
森元 武
愛知県農業総会試験場・山間技術実験農場
-
新谷 勲
飛弾病害虫防除所
-
小出 仁士
愛知県農業総会試験場・山間技術実験農場
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