メプロニルの光分解
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概要
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メプロニルの〔アニリン環-^<14>C〕および〔カルボニル-^<14>C〕標識体を用い, tlc上太陽光に80日間あてた結果, 季節によりメプロニルの残留量は異なり, 34.1%(9∿12月), 62.2%(11月∿翌1月)であった.半減期は9∿12月の間で36日, 光増感剤キサントンを加えると16.5日であった.水中紫外光による分解はおそく, 30℃, 80時間で32%であった.光分解物として次の12化合物が同定された : 3′-(1-hydroxymethylethoxy)-2-methylbenzanilide, 3′-isopropoxy-2-hydroxymethylbenzanilide, 3′-isopropoxy-4′-hydroxy-2-methylbenzanilide, 3′-hydroxy-2-methylbenzanilide, 1-hydroxy-3-oxo-2-(3′-isopropoxyphenyl)isoindoline, 3′-(1-carboxyethoxy)-2-methylbenzanilide, 3′, 4′-dihydroxy-2-methylbenzanilide, 2-methylbenzamide, 2-methylbenzoic acid, 2-hydroxymethylbenzoic acid, phthalide, 2-carboxybenzaldehyde.これらの分解物は, メプロニルが4カ所で酸化, 加水分解, 環化および開裂などの変化をうけたものと思われる.
- 1982-05-20
著者
-
山本 出
Department of Agricultural Chemistry Tokyo University of Agriculture
-
弓田 隆司
K.i Chemical Research Institute Co. Ltd.
-
弓田 隆司
Department of Agricultural Chemistry, Tokyo University of Agriculture
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