教材の差異が学習者の情報処理手順の理解に及ぼす影響
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概要
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中学校技術・家庭科の情報基礎領域で取り扱われるプログラミングの学習は,その機能を知るとともに簡単なプログラムの作成ができることをねらいとしている.本研究では,日本語LOGOを用いて,タートルグラフィックス教材,音楽教材,制御教材及び数量関係教材を取り入れた学習を行い,各教材の相違がプロダラミングの情報処理手順の理解に及ぼす影響について,プログラム作成プロトコルの分析を中心に検討した.その結果,制御教材を取り入れて学習したグループはそれ以外の教材で学習したグループに比べ,学習内容の理解に関する評価問題で高い得点を得た.特に,評価問題を完成させた被験者集団の課題解決に臨む姿勢の比較では,制御教材グループが課題解決過程で粘り強く取り組んだことを明らかにするなど,学習教材の相違が学習の理解や課題解決時の態度形成へ影響を与えることが明らかになった.
- 日本教育情報学会の論文
- 1999-03-31
著者
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