新たな見方・考え方を導入した教員研修に関する研究 : 分散処理的な見方・考え方の導入を通して
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
コンピュータを利用した問題解決の方法の1つとして分散処理的な見方・考え方の活用が提案されている.このような新たな見方・考え方を用いた授業を普及させるためには,指導実績を積んだ教材と指導事例の蓄積及び教員の指導方法の習得が必要である.そこで,分散処理的な見方・考え方を導入した教材の提供及び教員研修カリキュラムを提案し,高等学校教科「情報」の教科指導力向上を目指した教員研修会の中で実施した.結果,(1)教材であるStarLogoの指導をしたいと思う教員が増加した.(2)情報的なものの見方・考え方について,興味をもたせること,理解を図ること,情報的なものの見方・考え方を育成する重要性を認識させることができた.(3)情報的なものの見方・考え方の研修を受講し研究を行いたいという意欲を引き出す研修となった.一方,授業実践に向けての課題も考察された.
- 2011-10-20
著者
-
本郷 健
大妻女子大学社会情報学部
-
齋藤 実
埼玉県立大宮高等学校
-
須藤 崇夫
埼玉県立総合教育センター深谷支所
-
堀口 真史
埼玉県立総合教育センター深谷支所
-
堀口 真史
埼玉県立総合教育センター
-
本郷 健
大妻女子大学
-
須藤 崇夫
埼玉県立総合教育センター
-
斎藤 実
埼玉県立大宮高等学校
関連論文
- 3K6 授業相互評価システムを利用した教育実習指導の試み(学生参画型授業開発,21世紀の教育改革の行方を探る)
- 分散処理的な見方・考え方の育成を目指すカリキュラムの開発 : 高等学校必修科目「情報B」を中心に
- タイ中学生の情報リテラシーと問題点 : 携帯電話とインターネット活用実態に注目して
- 4B3 分散処理的な見方・考え方を育む学びの実践 : 選択科目「情報B」を中心として(高校教科情報,日本教育情報学会第23回年会)
- 2G2-A1 分散処理的な見方・考え方を学ぶ実践カリキュラムの研究 : 必修科目「情報B」を中心に(科学認識,一般研究発表,転換期の科学教育)
- 分散処理的な見方・考え方を学ぶ教材の提案と実践--必修科目「情報B」を中心に (授業実践とメディア活用)
- 分散処理的な見方・考え方を学ぶ教材の提案と実践--選択科目「情報B」を中心に (授業実践とメディア活用)
- 4D7 創造性や独創性を高めるための指導方法の研究 : 分散処理的な見方・考え方を学ぶ教材の提案と実践(情報教育,新しい教育の波)
- 2D8 分散処理的なものの見方・考え方を学ぶためのカリキュラムの改善に関する研究(教育方法・授業分析・学習評価(2),日本教育情報学会第22回年会)
- 「モデル化とシミュレーション」を支援する系統的学習環境の研究(教材開発)
- 分散処理的モデルのカリキュラム開発と評価
- 分散処理モデルを利用したシミュレーション教材の開発
- 教科「情報」における分散処理的モデルのカリキュラム開発
- 1PC-24 分散処理的モデルのカリキュラム開発
- 分散処理的モデルの教材化に関する研究
- 発達段階にある女子の感性評価 : 印象語による分析
- 生涯学習における情報科学技術教育
- 「情報とコンピュータ」における素材データベースの開発
- 第5回日中図学教育研究国際会議報告
- 1D6 公立学校で無料で使えるe-L倶楽部の考え方と展開(eラーニング,日本教育情報学会第23回年会)
- 中学校におけるゲーム指向の学習ソフトウエアの利用()
- 3I5 情報の分散処理的な見方・考え方を育成する教材提供サイトの構築((一般研究3)情報教育(2),教育の原点に光を当てる〜乱流の中の本流を見出す〜)
- 教科「情報」の教材開発および指導方法を支援する教員研修の実践 (教科「情報」)
- 4D8 情報的なものの見方・考え方を育成するための研修 : 情報の分散処理的な見方・考え方の導入(情報教育,新しい教育の波)
- 4D6 情報的なものの見方・考え方を育成する教材の開発(情報教育,新しい教育の波)
- 3A7 多校種間に渡るeラーニング教材の開発と相互利用に関する質的検討(e-ラーニング,新しい教育の波)
- 8I2 高校での分散処理的な見方・考え方を学ぶ教材の実践 : その4年間の取り組み(高校での授業実践,21世紀の教育改革の行方を探る)
- 3I6 ピクトグラムと印象評価を用いた情報デザイン教育方法の提案(大学でのICT活用,21世紀の教育改革の行方を探る)
- 日本教育情報学会 第24回年会の開催にあたって
- 小学校の健康教育におけるマルチメディア教材の開発()
- 情報基礎教材の比較研究 : プログラム作成プロトコル分析を中心に()
- 新聞を利用したデータベースの活用()
- プログラム作成プロトコルの分析による課題解決過程の研究 : 小学校算数科の数量関係への利用
- プログラム作成プロトコル分析法の小学校算数科への応用(1)
- 学校ネットワーク化における行政と学校との協力(日本教育情報学会第17回年会 自主パネル討論)
- 「情報基礎」のプログラミング学習における教材が学習者の情意的側面に与える影響
- 「情報基礎」における教材の比較研究
- 21世紀のリテラシー(日本教育情報学会第20回年会パネル討論)
- 生涯学習を考慮した学校教育における情報科学技術教育
- 総合学科「情報に関する基礎的科目」の現状分析
- 児童の発達と情報モラル教育の適時性に関する研究 : 日常場面のモラルから情報機器活用場面のモラルへの学習の転移の可能性
- 4C6 非集中モデリングの考え方を学ぶための遠隔教育教材の開発(情報活用能力 (2), 日本教育情報学会第21回年会)
- 3A4 非集中モデリングツールによるモデル化とシミュレーションの教材開発(教材コンテンツ)
- 2D4 小学校における早期の情報モラル教育の可能性について : 日常場面のモラルから情報機器活用場面のモラルへの学習の転移の可能性(教育と著作権)
- 35.授業のための遠隔双方向性コミュニケーション研修(H.インターネット活用の諸形態,2.研修プログラムの提案事例,高等教育におけるメディア活用と教員の教授能力開発-V.研修プログラム提案事例集-,教員のメディア活用能力を向上させるための研修プログラムの研究開発)
- 分散処理的モデルの教材化に関する研究
- 教材の差異が学習者の情報処理手順の理解に及ぼす影響
- 分散システムシミュレーション言語「StarLogo」の教育利用
- 分散システムシミュレーション言語「StarLogo」の教育利用
- 29-3D2 専門高校の課題研究に関する研究
- 分散システムシミュレーション言語 「StarLogo」 の教育への検討
- 分散システムシミュレーション言語「StarLogo」の教育への検討
- 工業科における普通教育としての技術教育
- 新たな見方・考え方を導入した教員研修に関する研究 : 分散処理的な見方・考え方の導入を通して
- ピクトグラムの作品とその改良作品の比較分析(ビジュアルデザイン,研究発表,芸術工学会2009年度秋期大会(神戸))
- 4B6 情報教育の指導方法の研究と授業の実践(一般研究 初中等教育の情報教育2,教育情報のイノベーション〜デジタル世代をどう導くか〜)
- 4D6 マルチエージェントプログラミングの作成過程の分析(一般研究 教材開発,教育情報のイノベーション〜デジタル世代をどう導くか〜)
- 2E1 プログラムによる計測・制御に関する教員研修内容の提案(課題研究 教師教育・教員研修,教育情報のイノベーション〜デジタル世代をどう導くか〜)
- 分散処理的な見方・考え方を学ぶ教材の提案と実践 : 必修科目「情報B」を中心に
- 分散処理的な見方・考え方を学ぶ教材の提案と実践 : 選択科目「情報B」を中心に
- 日本とタイにおける中学生の情報リテラシーと情報モラルの問題点 : インターネットと携帯電話の利用実態を中心に
- 10E5 生活の中に組み込まれた自動制御の仕組みを学習する教員研修の提案(課題研究 教員研修と教職開発)
- 21A7 マルチエージェントモデルの特性を生かしたアルゴリズムの学習教材の開発(一般研究 ディジタルメディアの活用)