もやしの無機成分に関する研究(B. 生活科学)

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概要

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種々の原料種子を用いてもやしを製造し, その無機成分含有量について調べたところ, 次のような結果を得た。1) 原料種子に多く含まれる無機成分はもやしにも多く含まれた。各無機成分は概して子葉部総量の方が伸長部総量よりも多かったが, 伸長部の生育が盛んになると伸長部総量が増加した。2) ブラックマッペもやしは生育に伴って伸長部生鮮重量が増加したが, 子葉部生鮮重量は減少した。また, 生育に伴い各無機成分の子葉部総量が減少し, 伸長部総量が増加した。3) ブラックマッペもやしの製造にCaCl_2溶液を用いたが, このCaCl_2処理によって胚軸部の硬さが増し, 子葉部・伸長部の総Ca量および子葉部生鮮重量が増加した。一方, 伸長部生鮮重量は減少した。
京都府立大学の論文
1987-11-18

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