時間配置と構造配置の融合による活動プロセスの協働リフレクションの実現
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概要
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実世界に人々が集まり議論や創造的活動をするワークショップでは,活動プロセスの詳細を参加者や主催者にフィードバックし,自己や活動全体のリフレクション(振り返り)を誘発することが重要であると考える.そこで本論文では,ワークショップにおける活動を,時間配置と構造配置による表現を融合することによりリフレクションを支援する仕組み“ワークショップリフレクター”を提案する.ワークショップ中に記録した写真やビデオを時間配置で表現する“タイムラインリフレクター”と,ワークショップ中のイベントをカードとして表現し構造配置する“カードリフレクター”を開発した.そして,ワークショップ中に記録したデータをタイムライン上でリフレクションしながらイベントを切り出し,切り出したイベントをカードとして2次元上に構造的に配置していくことで,活動プロセスをリフレクションする仕組みを実現した.また,評価実験により時間配置による表現と構造配置による表現のリフレクションの効果を比較した.その結果,活動プロセスの変遷のような時間的な変遷を捉える場合には時間的配置による表現が効果的であり,活動プロセスの関係性や構造化を振り返る場合には構造的配置が効果的であることがわかった.
- 日本知能情報ファジィ学会の論文
- 2010-06-15
著者
-
須永 剛司
多摩美術大学
-
西村 拓一
産業技術総合研究所
-
中村 嘉志
産業技術総合研究所
-
沼 晃介
東京大学
-
友部 博教
東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻
-
西村 拓一
産業技術総合研
-
中村 嘉志
国士舘大学:科学技術振興機構crest
-
友部 博教
東京大学
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