ヒラメのβ溶血性レンサ球菌症に対するファージ治療試験
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
We examined the therapeutic effect of Streptococcus iniae phages isolated from fish culture environments against experimental streptococcicosis of Japanese flounder Paralichthys olivaceus. Phage sensitivity tests with a double agar method revealed that 31 of 35 S. iniae strains from the flounder have a similar sensitivity to six phage isolates. In phage therapy experiments, fish were injected intraperitoneally (IP) with S. iniae PSi402 and 1 h later IP-injected with a mixture of two or four phage isolates, and observed at 25°C for 2 wk. Mortalities of fish receiving phages were significantly lower than those of control fish without phage-treatment in all four trials. The effect of phage treatment was also demonstrated even at 24 h post-infection, when cell numbers of S. iniae were 10^7.4 and 10^4.5 CFU/g in the kidneys and brains of fish, respectively. However, as phage-resistant S. iniae were frequently isolated from dead fish in the phage-treated group, further investigations are required to establish phage therapy of the disease.
- 日本魚病学会の論文
- 2007-12-15
著者
-
岩本 恵美
Graduate School of Biosphere Science, Hiroshima University
-
吉田 照豊
Faculty Of Agriculture Miyazaki University
-
吉田 照豊
宮崎大学農学部水産科学講座
-
中井 敏博
広島大学大学院生物圏科学研究科
-
中井 敏博
Graduate School Of Biosphere Science Hiroshima University
-
松岡 学
愛媛県中予水産試験場
-
神崎 博幸
佐賀県玄海水産振興センター
-
岩本 恵美
Graduate School Of Biosphere Science Hiroshima University
-
橋爪 貴也
広島大学大学院生物圏科学研究科
-
岩本 恵美
広島大学大学院生物圏科学研究科
-
PARK Se
ソウル大学獣医学部
-
吉田 照豊
宮崎大学農学部生物環境科学科
-
吉田 照豊
宮崎大学農学部
-
中井 敏博
広島大学大学院生物圈科学研究科
関連論文
- 河川アユから分離された Edwardsiella ictaluri の血清型
- 養殖マハタから検出されたノダウイルスの病原性
- 単クローン抗体を用いた蛍光抗体法によるマダイイリドウイルス感染症の診断
- 養殖アユに発生した新型ビブリオ病
- 無魚粉飼料給与ブリにおけるタウリン欠乏による緑肝の発症
- PCRによるブリ細菌性溶血性黄疸原因菌の検出
- シンポジウム : 最近話題の魚類の原虫病および寄生虫病
- 高アスコルビン酸飼料給与によるブリの細菌性溶血性黄疸軽減の試み
- ブリの実験的細菌性溶血性黄疸とその肝臓トリグリセリドヒドロペルオキシド含量
- ブリにおける実験的細菌性溶血性黄疸と酸化ストレス
- Pasteurella piscicidaよりフロルフェニコ-ル耐性Rプラスミドの検出〔英文〕
- RapID Yeast Plus System を用いた魚病細菌 Nocardia seriolae の酵素活性プロファイル解析
- ブリ属魚類由来 Streptococcus dysgalactiae の薬剤感受性
- 外洋天然魚から検出されたベータノダウイルスRNA2配列の分子疫学的解析
- ベータノダウイルスRNA2多型領域への変異導入とその感染性への影響(支部のページ)
- ベータノダウイルスゲノムの複製に関与する宿主因子の探索(支部のページ)
- 中華人民共和国におけるウイルス性神経壊死症の発生
- ヒト糞便由来Lactococcus garvieaeと魚類由来菌株との比較研究(短報)
- 種苗生産中のクロマグロ大量死へのVNNの関与
- 河川のアユ病魚から分離された Edwardsiella ictaluri の性状
- 河川のアユに発生した Edwardsiella ictaluri 感染症
- Edwardsiella tarda の赤血球凝集活性に及ぼす培地塩分濃度の影響
- 青島漁港周辺水域の細菌学的調査
- アクアビルナウイルスによるVNN抵抗性の誘導
- 養殖ヒラメ稚魚に発生した Pasteurella piscicida 感染症
- 養殖アユから分離された褐色色素産生 Pseudomonas plecoglossicida
- ウイルス性神経壊死症に対する不活化ワクチンの有効性
- ヒラメのβ溶血性レンサ球菌症に対するファージ治療試験
- ブリ類の新型レンサ球菌症 (特集 魚病研究の最前線)
- 防疫 ブリ属魚類の"新型連鎖球菌症"について--従来型レンサ球菌症との類似点と相違点
- 養殖アユに発生した新型ビブリオ病
- ホシガレイ Verasper variegatus 飼料に対する濃縮大豆タンパク質の配合
- ホシガレイ Verasper variegatus の成長, 飼料効率および体成分に及ぼす飼料タンパク質およびエネルギー含量の影響
- Edwardsiella tarda のHEp-2細胞への付着性に及ぼす培地食塩濃度の影響
- わが国の養殖ヒラメから分離された Streptococcus parauberis の血清型
- Vibrio anguillarum のキノロン耐性機構
- ベータノダウイルスが増殖可能な上限温度
- ヒラメ養殖場における Edwardsiella tarda およびそのバクテリオファージの動態
- マガキ幼生の細菌性壊死症に対する抗菌剤の治療効果
- Pseudomonas plecoglossicida の運動性と病魚の腹水症状との関係
- ウイルス性表皮増生症罹病ヒラメ仔魚における呼吸および浸透圧調節機能障害
- 養殖マハタに発生したウイルス性神経壊死症
- 実験感染ヒラメにおける Edwardsiella tarda の排菌
- Pasteurella piscicida よりフロルフェニコール耐性 R プラスミドの検出
- シンポジウム「最近話題の魚類の原虫病および寄生虫病」
- 海産魚のウイルス性神経壊死症 (特集 魚病研究の最前線)
- バクテリオファージ療法(魚病対策の新たな方向性,日本水産学会水産増殖懇話会,懇話会ニュース)
- バクテリオファージで魚の細菌感染症を防ぐ
- 畜産動物および魚類の感染症の現状とその対策(3) : 魚類のウイルス感染症の現状と対策
- 講座 畜産動物および魚類の感染症の現状とその対策(3)魚類のウイルス感染症の現状と対策
- 歴史から学ぶ魚病学の展望 (特集 海洋環境から見直す水産学)
- 病理学(「水産学研究の今,そして未来」広島大学シンポジウムより)
- ビコザマイシンのPasteurella piscicidaに対する試験管内抗菌活性
- 沿岸域から単離した腸球菌のPFGE法による遺伝子型解析
- 沿岸域における河川水中のふん便性細菌の挙動に関する基礎的検討
- 発色酵素基質培地による Nocardia seriolae のα-グルコシダーゼ活性の検出と薬剤感受性の推定
- アカアマダイ種苗におけるウイルス性神経壊死症の発生とその防除対策
- 河川アユにおける Edwardsiella ictaluri 不顕性感染
- キンギョにおける腸管から循環系へのファージの浸潤性
- Vibrio anguillarumの病原性に及ぼす鉄化合物接種の影響〔英文〕
- 西日本における養殖カワハギの疾病発生状況
- コイ末梢白血球のロゼット形成に関する研究〔英文〕
- Edwardsiella tarda 人為感染マダイにおける保菌