Edwardsiella tarda 人為感染マダイにおける保菌
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概要
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非定型 Edwardsiella tarda でマダイを浸漬攻撃し,攻撃 30 日後の生残魚における魚体内菌濃度を調べた結果,血中菌濃度は検出限界未満(<101.0 CFU/mL)であったが,腎臓からは 107.1-7.8 CFU/g の菌が検出された。この生残魚の腎臓には肉芽腫が顕著に認められ,蛍光抗体法により E. tarda 抗原は肉芽腫内の細胞にのみ認められた。このように本症生残魚の肉芽腫には高濃度の生菌が残存したが,白金耳による菌分離率は 29-35% と低かった。
- 公益社団法人 日本水産学会の論文
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