IPSFに基づく動きぼけと奥行きぼけの同時復元
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,カメラのぼけ関数(PSF)を用いてデコンボリューションを行うことで,奥行ぼけや動きぼけの復元を行う研究が進みつつある.特に,コンピュテーショナルフォトグラフィの研究の進展により,被写体の奥行が一定でない3次元シーンにおいても全焦点画像の生成や被写界深度の制御が可能になりつつある.本稿では,カメラを露光中に移動させることにより,画像中での物体の動きの方向や大きさによらずPSFがほぼ不変となることを示し,この性質を用いることで物体の動きの方向や大きさに依らず動きぼけの復元が可能であることを示す.この撮像方法では,任意の奥行きを持つ物体の奥行きぼけ復元が可能であることがすでに知られている.一方,提案法では任意の奥行きに存在する任意の動きを持つ物体の奥行きぼけと動きぼけを同時に復元することが可能である.実画像実験を行うとともに,レンズシミュレータを用いてぼけ復元精度を定量的に評価することで,提案法の有用性を示す.
- The Institute of Image Information and Television Engineersの論文
著者
関連論文
- 頭頸部がん・食道がん周術期の局所合併症とその対処 (特集 根拠がわかる口腔ケア)
- プロジェクタカメラシステムの多視点幾何とその応用
- プロジェクタカメラの多視点幾何とその応用(テーマ関連/オーガナイズドセッション1)
- 未校正カメラと未校正ディスプレイによるビジュアルインタフェース
- 拡張多視点幾何に基づく任意視点・任意時刻映像生成(一般セッション3,コンピュータビジョンとパターン認識のための学習理論)
- 光源位置の高次写像を利用した近接光源画像の線形表現法(一般セッション8,コンピュータビジョンとパターン認識のための学習理論)
- 拡張多視点幾何に基づく任意視点・任意時刻映像生成(一般セッション3)
- 光源位置の高次写像を利用した近接光源画像の線形表現法(一般セッション8)
- 多視点幾何による移動レンジセンサの三次元データ補正(画像認識,コンピュータビジョン)
- 時空間における多視点幾何(幾何解析と形状復元,画像の認識・理解論文)