国産黒大豆中の総アントシアニンと総プロアントシアニジンの定量
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概要
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2010年度から2012年度に国内の各地(北海道,本州,九州)で収穫された116検体の黒大豆中の総アントシアニン量と総プロアントシアニジン量を,それぞれpH differential法とDMAC法で定量した.総アントシアニン量はシアニジン-3-グルコシド相当で0.25mg/gから1.40mg/gの範囲であり,平均値は0.90mg/gであった.総プロアントシアニジン量は(+)-カテキン相当で0.23mg/gから1.52mg/gの範囲であり,平均値は0.93mg/gであった.黒大豆の百粒重は総プロアントシアニジン量と弱い負の相関(<I>r<SUB>s</SUB></I>=-0.332, <I>P</I><0.01)を示したが,総アントシアニン量との間には相関は認められなかった(<I>P=</I>0.18).黒大豆中の総アントシアニン量は総プロアントシアニジン量と正の強い相関(<I>r=</I>0.739, <I>P</I><0.01)を示した.
著者
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沖 智之
独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 九州沖縄農業研究センター・作物機能開発部・食品機能開発研究室
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須田 郁夫
独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 九州沖縄農業研究センター・作物機能開発部・食品機能開発研究室
-
後藤 一寿
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター
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白土 英樹
熊本県立大学環境共生学部食健康科学科
-
古川(佐藤) 麻紀
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター
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山下 南穂
熊本県立大学環境共生学部
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奥野 成倫
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター
-
白土 英樹
熊本県立大学環境共生学部
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