セントポーリア葉の温度低下に伴う障害について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
セントポーリアの葉面かん水によって起こる葉の障害について, その発生の原因を明らかにするために個葉を用いて種々の水温に浸漬処理を行った.1. 葉温30°Cの葉を15°Cの水に30秒間浸漬したとき内葉より葉齢の進んだ外葉で葉の障害は大きかった.2. 浸漬前の葉温が20°, 25°及び30°Cの葉を種々の温度の水に浸漬したとき, それぞれの葉温より5〜10°C低い水温で障害の発生が見られ, さらに温度差が大きくなると障害の程度も大きくなった.3. 葉温30°Cの葉を15°Cの水に時間を変えて浸漬したとき, 1秒間浸漬しただけでも障害が発生した.4. 30°Cから15°Cまで5°Cずつ段階的に水温を落として浸漬したとき, 葉の障害は各水温に15秒の浸漬ではその発生をみたが, 30秒以上の浸漬ではみられなかった.
著者
関連論文
- NaClストレス下におけるウラギクの光合成律速要因
- 水ストレス下におけるヒマワリ葉の光合成の非気孔的抑制と関連したデンプンおよびショ糖への同化産物の分配
- セントポーリア品種 'Tomahawk' の脱分化系および再分化系の確立と形質転換への応用
- 人工光下における育苗期のトマト生育に及ぼす光質の影響
- イチゴ (Fragaria x ananassa. Duch) の耐塩性実生の選抜に及ぼす塩濃度の影響と品種間差異
- 植物工場栽培リーフレタスの成育および品質に及ぼす人工光源照射の影響
- 屋上緑化植物の選抜における成長生理特性の評価
- レタスの耐塩性および耐乾燥性の評価
- アスパラガスの葯培養による培養初期の葯室内小胞子の脱分化過程の観察
- バラ培養細胞におけるアントシアニン生合成に及ぼす紫外線照射の影響