タマネギのりん茎形成に関する研究 (第9報) : タマネギりん茎形成の作用スペクトル(園芸農学)
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概要
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1. タマネギの4-5葉期の品種貝塚早生とOXとを使用し, りん茎形成の作用スペクトルを明らかにするために実験を行った。2. 分光は陽光ランプからの白色光を干渉フィルターとcut-offフィルターとを組合せて行った。3. 主明期を8時間とし, 続く16時間を分光した青色光または遠赤色光で補光すると, 青色光ではいずれも肥大せず, 遠赤色光では700-800nmにわたり, いずれも肥大し, 730nmがピークと思われる。青色光をメタルハロイドランプの強光で補光すると, 約300μW/(cm)^2以上で肥大した。4. 主明期を16時間とし, 続く8時間を赤色光で補光すると, 赤色光による抑制的効果は認められず, 600-700nmにわたり, いずれも肥大し, そのピークは660nmと思われる。
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