赤色光と遠赤色光混合によるタマネギ,ワケギ及びニンニクの肥大
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概要
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1. タマネギ5品種, ワケギ及びニンニクを供試し, 補光期におけるFR-R混合光のFR-Rの割合が肥大に及ぼす影響を知るため, 実験を行った。2. 主明期8または10時間とし, 続く8,12,14または16時間をFR, Rの割合の異る混合光で補光した。R及びFRは調光して, どのFR-R比でも, 光エネルギーは400-460μW(cm)^<-2>で, 主明期25℃, 補光期及び暗期20℃の下で実験を行った。3. タマネギでは, 一般にR比の増加に伴って, 球茎比は低下し, RはFRに対して拮抗的に作用したが, 愛知白, 冬どり系ではFR-R比65-35%で球茎比が最大となり, これよりFR比が高く, R比が低い場合にも, 球茎比は低下し, RはFRに相助的な関係が認められた。また主明期が10時間では貝塚早生でもRはFRに相助的な傾向が認められた。4. ニンニク及びワケギではRはFRに対し, すべて拮抗的で, ニンニクの肥大の様相はタマネギに類似していたが, ワケギではそれらとは異っていた。
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