B型および非A非B型慢性肝炎でのインターフェロン治療前後の肝組織所見の数量的解析
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概要
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B型慢性肝炎(CH-B)22例と非A非B型慢性肝炎(CH-NANB)8例でのインターフェロン(IFN)治療の有効性の評価をIFN投与前後に施行した肝生検組織所見の数量的解析により行った.IFN投与前のHBe抗原はCH-B全例で陽性であり,DNA-Pは19例で陽性であった.肝組織の数量的解析は8個の肝小葉内病変と6個の門脈域および門脈域周囲病変について組織所見の程度を数量化して行った.組織学的解析では肝小葉内の小壊死巣,bridgingnecrosisおよびKupffer細胞の動員が有意(0.05<p<0.001)に改善した.門脈域および門脈域周囲病変ではpiecemeal necrosisと門脈域の炎症性細胞浸潤や線維増生の有意(0.02<p<0.001)の改善を認めた.CH-Bでの組織所見の改善は治療後のHBe抗原の消失の有無とは関係していなかった.CH-NANBでは治療後に6例で血清ALTが正常化し,そのうち5例で肝組織所見の著明な改善を認めた.
著者
-
奥野 忠雄
明石市立市民病院内科
-
奥野 忠雄
明石市立市民病院 肝臓内科
-
武田 誠
京都府立医科大学第3内科
-
柏谷 亘
京都府立医大・3内
-
岩井 真樹
京都府立医科大学 第3内科
-
岩井 真樹
京都府立医科大学第3内科
-
瀧野 辰郎
京都府立医科大学第3内科
-
進藤 道子
京都府立医科大第3内科
-
新井 賢
京都府立医科大第3内科
-
松本 昌之
京都府立医科大第3内科
-
新井 賢
京都府立医大第3内科
-
進藤 道子
京都府立医大第3内科
-
柏谷 亘
京都府立医科大学第3内科
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松本 昌之
京都府立医大第3内科
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武田 誠
京都府立医大第3内科
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