大阪府下の小学校教員における食教育実践に対する世代の影響
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概要
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50歳以上(熟年世代)と20-30歳代(若年世代)の小学校教員を対象とした調査により,世代における食教育実践・問題意識の相違を検討した。両世代合わせて約70%にネガティブな食経験を持つ人がみられた。食物の好き嫌いはない人が多かったが,おいしさに対しては興味関心を抱いている人が少なく,食教育観への影響が懸念された。栄養教諭との連携授業は若年世代に経験者が多い傾向が,熟年世代の方がさまざまな教科で柔軟に食教育に対応する姿勢が伺えた。教員の子どもの食生活に対する問題意識は課題意識よりも高く,いずれの世代においても欠食に対する意識は高かった。若年世代においては偏食やコンビニエンスストアなどでの買い物も子どもの食生活上問題になると考える傾向がみられた。一方,熟年世代は,保護者の多様化やお手伝いの機会減少など,子どもの家庭環境にも目を向ける傾向がみられた。The food education in the elementary school is a big problem in present Japan. However, there was few the practice report of the food education intended for the primary teacher. Thus, we have studied that the influences of generation in the food education practice of the primary teacher in Osaka. The questionnaire investigation was executed to the public primary teacher. The effective collection rate was 62.6%. The primary teacher classified into a carriage year generations (50 years old or more) and young generations (20 years old - 39 years old) and compared the result of the surveys. Each generation also positively practiced the school lunch guidance. The young generations were experiencing a lot of coordinated classes with the nutrition instructor from the carriage year generation. The carriage year generations responded to the food education by various subjects. The young generations recognized that being able to buy anything in undernourished, likes and dislikes, and the convenience store was a problem child's eating habits. It was thought that the problem from which I was regarded had been enumerated. However, the carriage year generations valued the family, and recognized that a diversification of guardian's idea and irregular mealtime were problems.
- 2009-09-30
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