トランスクリプト--4人の震災被災者が語る現在(いま)
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概要
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本論文は、4人の震災被災者が、阪神・淡路大震災の体験を語り継ぐための語り部活動(「語り部グループ117(G117)」)において展開した語りの内容をトランスクリプトの形で採録したものである。そのねらいは、2つある。第1は、G117の活動の記録を保存することである。震災後8年を経て体験風化が叫ばれる今日、こうした試みそのものを記録にとどめておく意義もあろう。第2のねらいは、本論文で採録した4つの語りを分析した論考(矢守,2003)を補完することである。G117の詳細、語り手らの横顔、語りの収録状況、分析内容については、すべて、矢守(2003)を参照し本論と併読願いたい。なお、登場する個人の氏名はすべて、当事者の了解を得た上で、実名で記載している。
- 奈良大学の論文
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