2006年2月フィリピン・レイテ島地滑り災害における社会的対応の特徴
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概要
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A devastating landslide hit Guinsaugon Barangay (village), St. Bernard, the Southern Leyte in the Philippines on Feb 17, 2006, killing 154 and leaving nearly 1000 missing. The paper summarizes social responses and recovery processes in the disaster. The main findings are as follows: first, some serious drawbacks were found in early warning systems because some local people detected a couple of signs by which experts could have foreseen a risk of a major landslide. Secondly, a quick setup of shelters and sufficient aid for evacuees were not necessarily provided due to a shortage of aid materials and a traffic cutoff. Third, experts made a relocation recommendation to more than 1000 local residents. Thus, a setup of relocation sites, construction of houses, and job training for residents are now under immediate and primary consideration of local government and some NGOs. Finally, since the area is still flood and landslide prone, quick risk assessment and disaster risk education targeting not only government officers but also local people will be an urgent task.
- 日本自然災害学会の論文
- 2006-05-31
著者
-
矢守 克也
奈良大学
-
河田 惠昭
京都大学防災研究所
-
矢守 克也
京都大学防災研究所
-
奥村 与志弘
人と防災未来センター
-
奥村 与志弘
財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構人と防災未来センター
-
横松 宗太
京都大学防災研究所
-
奥村 与志弘
京都大学大学院情報学研究科
-
城下 英行
京都大学大学院情報学研究科
-
河田 恵昭
関西大学大学院社会安全研究科
-
矢守 克也
京都大学 防災研究所
-
矢守 克也
京都大学防災研究所巨大災害センター
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