学習指導要領の変遷過程に見る防災教育展開の課題
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
It is often said that disaster education in compulsory schools is very important to increase the disaster reduction potential by promoting citizen's preparedness. However, it has been estimated that the implementation of disaster education in the current school education system is inadequate. In this paper, we discuss one of the ways to expand disaster education in compulsory schools by tracing the historical transition of the course of studies. This research found that the course of study which was published right after World War II contained detailed guidelines on disaster education. Though, concurrently with the publication of the first course of study, the problem of decline in academic achievement became an issue. Therefore, the course of study was revised from an empirical curriculum to an explicit one in 1958, and since then the importance of disaster education in the curriculum has been in decline. Hence, we suppose the explicit curriculum is not suitable for disaster education. Nevertheless, the "Period for Integrated Study", which is an empirical way of learning, was established in the latest course of study. But, there have been complaints that this class is one of the causes of the decline in academic achievement. The historical transition of the course of studies shows the suitability of an empirical curriculum for disaster education. Hence, we should exploit the "Period for Integrated Study" or disaster education. Building on this result will help us decide if disaster education should be included as a component in academic achievement or not.
- 日本自然災害学会の論文
- 2007-08-31
著者
関連論文
- 1992年インドネシア国フローレス島地震津波 (総特集 津波研究)
- ハリケーン「カトリーナ」災害に対する米国の危機対応
- 首都直下地震に備えた災害情報のあり方 (学術講演会東京大学総合防災情報研究センター設立準備シンポジウム)
- 来たる東海・東南海・南海地震の時間差発生における問題の構造
- 水害時の行政対応における災害廃棄物発生量に関する研究
- 大規模災害時における遺体の処置・埋火葬に関する研究
- 42. 防災ピクトグラムシステムの開発(3) : 津波防災への応用(VI. 被災者の自立と社会的支援 その1,第VIセッション,第8回(平成10年度)地域安全学会研究発表会)
- WebGISベースの洪水ハザードマップの作成とその普及に関する研究
- 開発途上国の災害復興に対する国際支援事例研究(1) : インドネシアの津波・地震災害復興に関する考察
- 東南海・南海地震による津波災害と防災
- 2007年4月ソロモン諸島地震・津波災害とその対応の社会的側面
- 南海地震60年
- 大規模災害時における都道府県の広域支援に関する研究 : 新潟県中越地震の事例から
- 新潟県中越地震における県災害対策本部のマネジメントと状況認識の統一に関する研究 : 「目標による管理」の視点からの分析
- 特別講演 東南海・南海地震に備えて (第74回 和歌山医学会総会 抄録)
- 巨大地震災害の発生を目前に控えて--新しい地震防災研究
- スマトラ沖地震津波災害--スリランカ (総特集 スマトラ島沖地震とインド洋津波/2004) -- (2部 インド洋大津波)
- 東南海・南海地震・津波災害の対策とその課題 (特集 大地震による被害予想とその対策)
- 基調論文 大規模地震・津波への備え (特集 大規模地震・津波への備え)
- 87. トルコと台湾の地震による人的被害に基づく間接被害額の推定(トルコ地震・台湾地震)
- 私が見つけた5つの教訓 : (阪神・淡路大震災)
- 2006年2月フィリピン・レイテ島地滑り災害における社会的対応の特徴
- 2006年2月フィリピン・レイテ島地滑り災害における社会的対応の特徴
- 学校における防災学習に対する中学生の意識 : 和歌山県広川町の生徒を対象として
- 学習指導要領の変遷過程に見る防災教育展開の課題
- 2004年紀伊半島沖地震津波による住民避難行動について : 和歌山南部におけるヒアリング調査
- FCCって何やねん
- これからの災害研究に望むこと
- 総論/わが国で心配な巨大災害とその対応について (特集 巨大災害対策)
- 防災研究,今後の課題 (学術講演会東京大学総合防災情報研究センター設立準備シンポジウム)
- 「日本の防災行政システムの進展と今日の課題」コメント
- 1.10 私の研究経歴書(1. 私の学び論とそれを支えた書,防災研究者の書棚 : 私の学び論・それを支えた書)
- 地域防災計画にみる防災行政の課題
- 東南海・南海地震に備えて
- 京都大学防災研究所 巨大災害センター : 来る巨大災害に向けて
- 震源断層の動的な特性が津波の外力特性に及ぼす影響 (「インド洋津波の数値計算」ワークショップ報告)
- 基調論文 今後のわが国の津波防災の道筋 (特集 大規模地震・津波災害の記録と警鐘--インド洋大津波の教訓)
- 2009年サモア諸島沖地震津波における住民の避難行動特性とその後の変化--米領サモア現地調査を踏まえて
- 展望 最近の自然災害と企業防災
- 第1章 FCCって何やねん (特集 FCCが行く--関西からの情報発信)
- 津波増幅特性に及ぼす地震の規模の影響
- 高速道路の今後の災害対策のあり方
- 自然災害の新しい脅威と災害対応の課題
- 東日本大震災における災害廃棄物量の推定と災害対応
- 東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策の方向性 (特集 大震災から1年)
- 東北地方太平洋沖地震と地震防災に関する最先端の研究(近畿支部)
- 巨大災害に備える
- 来たる東海・東南海・南海地震の時間差発生における問題の構造
- 開発途上国の災害復興に対する国際支援事例研究(1) : インドネシアの津波・地震災害復興に関する考察
- 水害時の行政対応における災害廃棄物発生量に関する研究
- 地域防災計画にみる防災行政の課題