映像の再構成プロセスに関する研究 : 映画『裸の島』の編集作業を基にして
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概要
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ストーリー展開およびシナリオ構成上の技法(仕掛け)が豊富に含まれた映像番組を素材として準備した際に、大学生がどのように内容構造を理解するかを測るため、番組の編集に従事させた。編集作業用の素材として映画『裸の島』を選定し、被験者の大学生9名に対して、既存の編集済み作品の後半部分に整合するように番組を20分に圧縮・編集することを求めた。その結果、被験者らは、隣接したシーンの映像情報群を適切に圧縮して、番組に内包される複数のキー概念(サブテーマ)を単体で理解することは可能であるものの、番組内で離れた箇所に配置された映像情報群をリンクさせてとらえ、番組の構造性を意識化して意味内容を理解するには至っていないことが明らかとなった。また、調査デザインの改善点が示唆された。
- 日本教育メディア学会の論文
- 1996-03-31
著者
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