背景の時間変化に着目した固有空間中での時系列フィルタに基づく背景画像推定(実世界センシングとその応用)
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概要
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本論文では屋外に設置された固定カメラを対象とし,人物などの前景物体を除去した背景画像を推定する手法を提案する.屋外のシーンには,日照変化や,風に揺れる木や旗など常に繰り返し変化する背景中の物体が存在するため,従来このような物体の変化を再現しつつ,人物などの前景物体を除去することが難しかった.本手法は,画像を小ブロックに分割した上でブロックごとに固有空間を構築し,各ブロックにおいて観測画像の背景固有空間中での時間変化を時系列フィルタを用いて推定することにより,背景画像を推定する.これにより,これまで困難であった,各ブロックが前景物体によって大きく遮られている場合においても尤もらしい背景画像を推定することが可能となる.実験では比較手法と提案手法によって,様々な定点カメラによって得た画像に対して生成した背景画像を比較することで,本手法による背景画像生成の有効性を示した.
- 2012-01-12
著者
-
美濃 導彦
京都大学学術情報メディアセンター
-
川西 康友
京都大学大学院情報学研究科
-
椋木 雅之
京都大学学術情報メディアセンター
-
美濃 導彦
京大
-
美濃 導彦
京都大学大学院情報学研究科知能情報学專攻
-
美濃 導彦
京都大学大学院情報学研究科:京都大学学術情報メディアセンター
-
川西 康友
京都大学学術情報メディアセンター
-
美濃 導彦
通信総合研究所
-
椋木 雅之
広島市立大学大学院情報科学研究科:(現)京都大学学術情報メディアセンター
-
美濃 導彦
独立行政法人通信総合研究所:京都大学学術情報メディアセンター
-
椋木 雅之
京都大学 学術情報メディアセンター
-
川西 康友
京都大学 学術情報メディアセンター
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