自己調整学習サイクルの計画段階に注目したeメンタ負担軽減システムの開発と評価
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概要
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本研究の目的は,自己調整学習(SRL)が求められる非同期分散型eラーニングにおいて活動する,学習支援者(eメンタ)の負担を軽減するシステムを開発し,評価することである.eメンタの負担軽減については,従来,開講中の活動に対する支援方法が検討されてきたが,本研究では自己調整傾向に着目して,開講前に学習者を分類し,学習者のタイプごとに異なる学習支援方法を計画することとした.さらに,この計画に基づいてeメンタが学習支援することにより,eメンタ1人あたりの総合的な負担軽減が可能なシステムを開発した.システムを使用した実験の結果,eメンタは開発された機能すべてにおいて負担の軽減を感じており,また負担を軽減しても,学習者にデメリットが現れることはなかった.
- 2012-07-10
著者
-
松田 岳士
青山学院大学
-
山田 政寛
金沢大学
-
加藤 浩
放送大学ICT活用・遠隔教育センター
-
宮川 裕之
青山学院大学
-
宮川 裕之
文教大学情報学部
-
加藤 浩
放送大学
-
山田 政寛
東京大学大学院情報学環
-
齋藤 裕
青山学院大学総合研究所
-
合田 美子
熊本大学大学院社会文化科学研究科教授システム学専攻
-
合田 美子
青山学院大学 総合研究所eラーニング人材育成研究センター
-
齋藤 裕
青山学院大学
-
合田 美子
熊本大学
-
松田 岳士
島根大学
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