センブリ属植物の生態と栽培(第4報) : 低温処理・ジベレリン処理の発芽におよぼす影響について
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概要
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センブリ種子の最適発芽条件を知るため,1974,1975,1976年に発芽適温,低温処理温度,低温処理期間,低温に感応する種子の状態およびジベレリン処理について調査した.1)発芽適温は20°〜10°であった. 2)低温処理温度は2°,処理期間は60日が最適であった.3)湿潤状態の種子は低温に感応したが乾燥状態では感応しなかった.3)1975年12月より1976年6月まで毎月試験した結果,低温処理効果は1月に処理開始した試験(2°,60日)より顕著にあらわれ,6月に処理開始した試験は効果がなくなった.5)ジベレリソ処理の効果はひじょうに高く,低温処理よりすぐれていた.6)ジベレリンの最適濃度は400ppm(24hr)であった.7)ジベレリンは1月に処理したものがもっとも有効であったが,5月処理ではほとんど効果がなくなり,6月にはまったく効果がなくなった.
- 日本生薬学会の論文
- 1977-06-20
著者
-
池永 敏彦
長崎大学薬学部
-
大久保 昇子
長崎大学医学部
-
大橋 裕
長崎大学薬学部
-
池永 敏彦
School Of Pharmaceutical Sciences Nagasaki University
-
大橋 裕
School of Pharmaceutical Sciences, Nagasaki University
-
大橋 裕
School Of Pharmaceutical Sciences Nagasaki University
-
井上 和秀
長崎大学薬学部
-
大久保 昇子
長崎大学薬学部
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