高齢慢性呼吸器疾患患者の体力自己評価とライフスタイルに関連する要因

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概要

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本研究の目的は、慢性呼吸器疾患患者の体力自己評価とライフスタイルに関連する要因について検討することである。対象は、青森県内7ヵ所の保健所の「呼吸教室」に集まった参加者99名(男性60名、女性39名)であった。方法は、筆者らが調査の目的を説明し、参加者による自己回答方式で行った。主要な調査・測定項目は、性、年齢、基礎疾患名、昨年度入院の有無、%肺活量、経皮的酸素飽和度値、BMI (Body Mass Index)であった。その結果、慢性呼吸器疾患患者の体力自己評価は、%肺活量、BMIと強い関連があった。さらに体力自己評価は、ライフスタイルにおける「散歩・体操の習慣」、「飲酒習慣」の二つ要因と有意な関連があった。この二つの要因は、%肺活量に依存していると考えられた。このようなことから、慢性呼吸不全の急性増悪を予防するための生活指導は、主観的健康指標の一つである体力自己評価を考慮に入れる必要があると示唆された。
日本保健福祉学会の論文
2001-10-31

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