自己カテゴリ化と宗教 : 主体なき「個」と集団の断層
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概要
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個人が「異常」とされる宗教集団にどのように統合されるかという点について,[自己カテゴリー化]の概念を用いて分析する。宗教は身分制や世襲制度などと並んで,衰退していくものであるという従来の近代化仮説は否定され,その代わりに自己の存在様式の表現としての宗教が登場する。自明性が不安定な社会において,宗教は個人を集団へ統合する一つの契機となり,主観的世界における意味の再解釈を与える役割を果たしている。
- 新潟県立看護大学の論文
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