ハンセン病による障害程度とMDT導入時期との比較 : ベトナムのハンセン病患者を事例として
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ベトナムにおいては1982年から1983年にかけて導入されたMDT(Multi-drugTherapy,以下MDT)の効果により,現在の罹患率は人口ー万人当たり0.2人(2002)にまで減少,WHOの目標とするハンセン病の制圧基準を達することとなった.しかし,MDTによる治療法が導入される以前に罹患した元患者の場合,後遺障害の悪化や身体の欠損・変形といった重い障害がみられ,治療を受けた時期によって障害の程度が大きく異なるという事実がみられる.機能障害・身体障害の有無は日常生活上の不便さばかりでなく,社会復帰への可能性という点において重要な問題となるが,MDTが導入される以前の元患者と導入以降の元患者とでは,その障害程度に差がみられることが本研究によって明らかとなった.
- 新潟県立看護大学の論文
著者
関連論文
- ハンセン病による障害程度とMDT導入時期との比較 : ベトナムのハンセン病患者を事例として
- ベトナム・ハンセン病患者処遇の実態とライフコースについての研究
- ベトナムにおけるハンセン病患者の実態について : ベンサン病院調査の結果より
- 現代におけるヒューマニティと「環境」の関係について
- シクロ : ベトナムにおける下層就業層の形成過程 (紀要特集第1号 新潟県立看護短期大学の歩み)
- 骨と日本人 : 日本の家族と死生観
- 自己カテゴリ化と宗教 : 主体なき「個」と集団の断層
- 青年期の自己実現(個性化)課程における「個」の不安と社会集団の関わり
- 「個」のパーソナリティと学習集団の特性 : 集団維持機能を活性化するパーソナリティ
- タイトル無し