音変化の口頭発表練習が日本人中学生の聴解力に及ぼす影響
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概要
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本研究の目的は,音変化を伴う発話の口頭練習を行うことが、日本人中学生の聴解力向上に、有効であるかどうかを明らかにすることである。被験者は上越地区の中学校3年生72名である。実験は、1996年の7月に実施された。被験者は実験群と統制群の2つのグループに分けられ、それぞれ5回にわたり学習を行った。実験群では、ビデオ教材にある音変化を含む速い口語体の表現について、その聞き方と発音の仕方を学習し、さらに口頭練習としてロールプレイを行った。統制群では、口頭練習以外は、実験群と同様の実験を行った。被験者の聴解力は標準化されたリスニングテストによって測定され、分散分析によって分析された。両群ともプリテストよりもポストテストの得点の方が有意に高く、聴解力は改善されたといえるが、実験群と統制群の聴解力の差は有意ではなく、処遇による効果は見られなかった。
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