韓国のマクワウリにおけるキュウリ緑斑モザイクウイルスの発生とその特性
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概要
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韓国慶尚北道星州郡で採集したモザイク症状を示すマクワウリ(Cucumis melo L. var. makuwa Makino)に,スイカ緑斑モザイクウイルス(Cucumber green mottle mosaic virus, CGMMV),カボチャモザイクウイルス(Watermelon mosaic virus 2, WMV2)を含む複数のPotyvirus属ウイルスの単独または重複感染がELISA法で認められ,さらにモザイク症状を呈していた試料一つからはキュウリ緑斑モザイクウイルス(Kyuri green mottle mosaic virus, KGMMV)が検出された。本分離株(KGMMV-KOM)の宿主範囲は日本で分離されたKGMMV-C1と類似し,接種試験でマクワウリに潜在感染した。外被タンパク質(CP)のコード領域は486塩基で既報のKGMMVと同様だったが,移行タンパク質(MP)のコード領域は786塩基で他のKGMMV(789塩基)より短かった。KGMMV-KOMのMPとCPは,既報のKGMMVのMPとCPのコード領域の塩基配列と高い相同性を示した。韓国のマクワウリにおけるKGMMVの発生報告は本報が最初のものである。
- 2009-08-15
著者
-
キム オッキョン
東京農業大学大学院農学研究科国際農業開発学
-
李 起運
慶北大学校応用生命科学部
-
夏秋 啓子
東京農業大学大学院農学研究科国際農業開発学
-
夏秋 啓子
東京農業大学国際食料情報学部国際農業開発学科
-
夏秋 啓子
東京農業大学国際食料情報学部
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