北海道沼田町産海生哺乳類化石群の年代と古環境
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概要
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The Pliocene Horokaoshirarika Formation of the Fukagawa Group is widely distributed around Numata-cho, 100km northwest of Sapporo. This formation is composed mainly of massive sandstones with some intercarated tuff beds. At present, 29 specimens of marine mammal fossils have been found in this formation at Numata-cho. The petrographic examination has revealed nine tuff beds except for Ops tuff in the Horokaoshirarika Formation. These tuff beds named Nt 1 to Nt 9 in ascending order are very useful to decide the stratigraphic horizons of marine mammal fossils. Tephrostratigraphy and chronology show that most of these fossils are obtained between the horizons of Ops (4.5±0.7Ma) and Nt 4 in the Uryu River and/or Nt 5 in the Horonitachibetsu River. A sirenian fossil (NFL 11) and a cetacean one (NFL 17) were found in nodules derived from the base of the Horokaoshirarika Formation. Diatom and pollen fossils from the nodules were studied to decide the geologic age and paleoenvironment. The age given by the fossil diatom assemblage of NFL 17 indicates 5.10-6.60Ma (Koizumi, 1985) which is identical with the base of this formation, whereas the age of NFL 11 indicates 7.30-9.20Ma (Koizumi, 1985). NFL 11 is considered to be derived from the underlying Shintotsukawa Group. The fossil pollen assemblage from NFL 11 and NFL 17 are characterized by a predominance of Tsuga which indicates a cool climatic condition. However, the pollen spectrum from the nodule containing NFL 17 indicates a little warmer condition than NFL 11, because of decrease of conifers and increase of temperate broadleaf trees.
- 地学団体研究会の論文
- 1993-03-25
著者
-
古沢 仁
札幌市博物館活動センター
-
嵯峨山 積
北海道立地質研究所海洋地学部
-
木村 方一
北海道教育大学札幌校
-
山下 茂
沼田中学校
-
五十嵐 八枝子
北方圏環境研究室
-
前田 寿嗣
札幌市立伏見中学校
-
古沢 仁
沼田町自然史研究室
-
前田 寿嗣
札幌市青少年科学館
-
山下 茂
沼田町立沼田中学校
-
五十嵐 八枝子
(株)ジオサイエンス
-
嵯峨山 積
北海道立地質研究所
-
木村 方一
北海道教育大学札幌分校地学教室
-
嵯峨山 積
道総研地質研究所
-
木村 方一
北海道教育大学札幌分校
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