セレクタ論理を用いたバタフライ演算器の設計(システム設計及び一般)
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概要
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算術演算回路の処理を高速化する手法として,セレクタ論理を利用した算術演算回路が提案されている.本稿では,FFTにおけるバタフライ演算式を式変形し,セレクタ論理に帰着させることで桁上げ伝播処理を削減することによって可変点数に対応した新しいバタフライ演算回路構成を提案する.評価実験をした結果,提案したバタフライ演算器は,算術演算子を用いて設計した従来のバタフライ演算構造に比べ,速度優先設計で21.8%高速化することができることを確認した.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 2008-05-01
著者
-
戸川 望
早稲田大学
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柳澤 政生
早稲田大学基幹理工学研究科情報理工学専攻
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大附 辰夫
早稲田大学基幹理工学研究科情報理工学専攻
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大附 辰夫
早稲田大学
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外村 元伸
大日本印刷株式会社電子モジュール開発センター
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外村 元伸
大日本印刷株式会社
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名村 健
早稲田大学大学院基幹理工学研究科情報理工学専攻
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柳澤 政生
早稲田大学
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