がんサバイバーへの運動プログラムの開発を目的としたJohns Hopkins大学Mock教授との研究交流および骨髄移植病棟での研修報告
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概要
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米国においてがん患者に対して家庭で行えるウォーキング・プログラムを実践し,倦怠感の軽減などのエビデンスを1990年代初めより多数報告しているJohns Hopkins大学看護学部V.Mock教授を著者らは2006年夏に訪問した。著者らも本学COEプログラムにおいて「がんサバイバーの身体活力回復プログラムの開発」を目指しているが,Mock教授らの研究はその先駆的モデルであり,この訪問を通じてアドヒアランス維持のための方略,運動の安全性の確保などについて,視察と討議により示唆を得た。さらに同大学病院骨髄移植病棟のIPOP(Inpadent-Outpadent)クリニックを視察した。ここでは移植後退院を迎える患者と家族が自宅での療養生活をより安全に不安なく移行できるように,綿密な教育プログラムが展開されていた。この移行期重視の看護支援体制は,入院期間の短縮により医療費が削減され,また看護師と患者が長期間に及ぶ治療経過を共有することで信頼感や満足感が相互にもたらされていた。
- 聖路加看護大学の論文
著者
-
今泉 郷子
川崎市立看護短期大学
-
小泉 佳右
植草学園大学発達教育学部
-
佐藤 正美
東海大学健康科学部看護学科
-
小泉 佳右
植草学園短期大学
-
小泉 佳右
聖路加看護大学
-
外崎 明子
聖路加看護大学成人看護学
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