第一小臼歯隣接面におけるエナメル白斑画像の観察

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概要

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隣接面における白斑の実態の基礎資料を得るために,矯正歯科患者49名(12〜34歳)より得られた便宜抜去歯91歯を対象に,デジタルカメラと偏光フィルターを利用して第一小臼歯隣接面を撮影後,画像解析ソフトにより白斑の面積を算出し,画像解析により白斑の面積分布を調査した。その結果,91歯182歯面での白斑発現率は42.3%,白斑面積は平均値0.99mm^2,中央値0.61mm^2,最頻値0.36mm^2であった。白斑面積は,0〜0.5mm^2が最も多く,全体の35.1%を占めた。白斑の平均面積を歯種別,上下顎別,近遠心面別について比較したが,有意差は認められなかった。白斑画像の解析はう蝕リスクを評価する有用な手段の一つであり,今回の結果は疫学的基礎資料として活用が期待される。
千葉県立衛生短期大学の論文

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