味覚修飾タンパク質ネオクリンのX線結晶構造解析(技術ノート)
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概要
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ネオクリンは113アミノ酸残基からなる酸性サブユニット(neoculin acidic subunit, NAS)と114アミノ酸残基からなる塩基性サブユニット(neoculin basic subunit, NBS)がジスルフィド結合で結合したヘテロダイマーである。このタンパク質はスクロースと比較してモル比で約1万倍の酸誘導性甘味活性(味覚修飾活性)を持つという、きわめて興味深い性質を有する。この作用機構をリガンド・受容体の立体構造をもとに理解することを目標に研究を行い、X結晶構造解析によってネオクリンの立体構造を味覚修飾タンパク質として世界で初めて明らかにしたので報告する。また、分子動力学シミュレーションによってネオクリンの酸性条件下における立体構造についての解析をも行ったので、併せて報告する。
- 日本味と匂学会の論文
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- 最新 香料の事典, 荒井 綜一, 小林 彰夫, 矢島 泉, 川崎 通昭 編集, 朝倉書店, A5判, 620頁, 23,000円, 2000年5月
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