キーボード演奏における聴覚フィードバック撹乱の効果 : 吃音モデル系としての可能性の検討(ニューラルネットワーク画像復元及び一般)
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概要
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自己の発話音声を遅らせて話者にフィードバックする(遅延聴覚フィードバック:DAF)と健常者でも吃音状態に陥る.楽器演奏における鳴音遅延でも同様の効果(演奏吃音)が知られている.この様に聴覚フィードバックが原因で生じる運動の乱れは知られているが,吃音や演奏吃音について未解明な点が多い.そこで吃音モデル系の構築を目的に,電子ピアノを題材とした実験を行い,その吃音モデル系としての妥当性を検討した.具体的には,被験者に簡単なフレーズを繰り返し演奏してもらった.音声ではDAFにより人工吃音が発生するように,演奏も突然意図しない鳴音にシフトさせると,吃音同様に演奏が乱れることがわかった.
- 2007-01-19
著者
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豊村 暁
北海道大学
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大森 隆司
北海道大学
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小山 幸子
科学技術振興機構
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小山 幸子
北海道大学電子科学研究所
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豊村 暁
科学技術振興機構:北海道大学電子科学研究所
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大森 隆司
玉川大学
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大森 隆司
玉川大学学術研究所
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高橋 直樹
北海道大学大学院情報科学研究科
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小山 幸子
北海道大学 電子科学研究所
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