技術者教育のための計算流体力学教材の改定

概要

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本報告は,専攻科の「計算流体力学(Computational Fluid Dynamics)」で扱っている流体力学教材を新たな視点から分析して,創成型学修(Project/Problem Based Learning; PBL)に向けて本科から専攻科までの関連科目の分類・構造化を試みたものである.特に,情報革命時代の現在,改めて,(A)専門科目への入門から高度な専門科学工学へのjumpと広い知識展開を行う,(B) computerを活用して,速く,高いlevelに到達する,(C) Internet上の世界の知的資源を積極的に活用し,(D) Lecture, Recitation/Practice, Homework, SelfStudyの総合的学習,(E)学習成果を自己点検評価し,次のstepに進む,という5つをkey-pointsとして教材開発・編集を試みた.また,計算流体力学等に見られる学問体系の変化に鑑み,広い視点での科学技術的理解と応用,基礎から高度な専門体系への橋渡しを早期の力学学習教育に導入する可能性を検討した.並びに,知識の時代に見合う高度化した計算流体力学を指向し,基礎知識を広く展開するために縦・横の教程構造を横断的視点から論じた.
沼津工業高等専門学校の論文
2006-01-31