常盤松御用邸に生息する陸産緩歩動物(クマムシ類)
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概要
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2002年および2003年に,東京都渋谷区内に位置する常盤松御用邸において陸産緩歩動物(クマムシ類)の調査を行った.樹幹や石の上などに着生する蘇類から分離抽出されたクマムシ類を微分干渉顕微鏡および位相差顕微鏡を用いて観察し,分類学的な検討を加えた.同定された2綱2目3科4属5種のクマムシ類の分類学的所属は以下のとおりであり,このうちEchiniscus cf. perviridsi, Hypsibius dujardini, Macrobiotus maucciiの3種は近隣の皇居からも報告されているものである.Phylum Tardigrada緩歩動物門Class Heterotardigrada異クマムシ綱Order Echiniscoideaトゲクマムシ目Family Echiniscidaeヨロイトゲクマムシ科Genus Echiniscusトゲクマムシ属1.Echiniscus cf. perviridis Class Eutardigrada真クマムシ綱Order Parachelaヨリヅメ目Family Hypsibiidaeヤマクマムシ科Genus Hypsibiusヤマクマムシ属2.Hypsibius dujardiniドゥジャルダンヤマクマムシFamily Macrobiotidaeチョウメイムシ科Genus Macrobiotusチョウメイムシ属3.Macrobiotus maucciiマウッチチョウメイムシ4.Macrobiotus cf. hufelandiナガチョウメイムシ類似種Genus Minibiotusコガタチョウメイムシ属5.Minibiotus cf. intermediusチョウメイムシ類似種
- 国立科学博物館の論文
- 2005-03-25
著者
-
阿部 渉
北海道大学大学院理学研究科生物科学専攻:(現)干葉大学園芸学部
-
武田 正倫
国立科学博物館動物研究部
-
阿部 渉
北大院・理・生物科学
-
武田 正倫
東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 国立科学博物館動物研究部
-
武田 正倫
国立科博
-
武田 正倫
国立科学博物館
-
阿部 渉/武田
北海道大学大学院理学研究科生物科学専攻:(現)干葉大学園芸学部
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