クマドリオウギガニ(ヤクジャーマガニ)の幼生の発生
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概要
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1976半夏,沖縄県金武川河口でクマドリオウギガニ(ヤクジャーマガニ)Baptozius vinosusの抱卵雌を採集した。実験室内で孵化したゾエア幼生をアルテミアArtemia salinaのノープリウス幼生とシオミズツボワムシBrachionus plicatilisを餌として,80%海水(水温22.5〜30.5℃)で飼育したところ,ゾエア幼生4期の後,メガロパ幼生に変態した。ゾエア幼生の特徴は:a)3種の甲殻棘,b)第2触角B-5 type, c)第1,2小顎内肢の毛式1-6, 3-5,d)第1,2顎脚内肢の毛式3-2-1-2-5,6,1-1-6,e)第2腹節にlateral knobs, 第3〜5腹節に発達したlateral spines, f)尾節A-2 type。メガロパ幼生の特徴は:a)第1触角内肢1節,外肢4節,b)第2触角9節,c)鉗脚座節にカギ状突起がない,d)第1〜3歩脚指節に3短剛毛,第4歩脚指節に3長毛,2短剛毛,e)第5腹肢毛式1-13, f)尾節半円状。
- 1978-06-26
著者
-
武田 正倫
国立科学博物館
-
仲宗根 幸男
琉大・教育・生物
-
佐波 征機
三重県立松阪高等学校
-
仲宗根 幸男
琉球大学教育学部生物学教室
-
武田 正倫
科博
-
仲宗根 幸男
Biological Laboratory, College of Education, University of the Ryukyus
-
佐渡 征機
Matsuzaka High School, Matsuzaka
-
仲宗根 幸男
琉球大学教育学部
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